豊岡市の特産品

豊岡市の特産品

●豊岡のかばん

豊岡市は、奈良時代を起源とする千有余年の歴史を有する日本最大の鞄の生産地です。
豊岡盆地に多く自生していた、コリヤナギを原料にした柳細工で作られたカゴが豊岡の鞄のルーツといわれ、江戸時代には豊岡藩の独占取扱品として「柳こおり」の生産が盛んになりました。
明治時代には、パリ万国博覧会で豊岡産柳製品が銀賞を受賞したり、1936年に開催されたベルリンオリンピックでは、選手団のかばんとして豊岡のファイバー鞄が採用される等、全国的な知名度が高まりました。
また、1953年に外型崩れ防止にピアノ線を使用した鞄が生まれると他商品を圧倒・ヒット商品となり、カバン産業が豊岡市の地場産業として確立していきます。


■沿革および特色

豊岡かばん

近年は、商標法改正により平成18年4月1日より導入された地域団体商標制度に「豊岡鞄」を地域ブランドとして申請し、平成18年11月10日付けで兵庫県内で第一号の登録となりました。また、東京での展示会開催、大都市の百貨店等でのフェア、デザイナーとコラボレートした新ブランドを展開する等、様々なPR活動も行っており、豊岡のかばんのブランド化による認知度向上、強みを活かした商品開発や新たな製品開発の挑戦、将来を見据えた人材育成など、様々な取り組みの相乗効果により、産地全体として更に成長していくことを目指しています。

・一般社団法人 豊岡鞄協会 http://www.bag.or.jp/
・「豊岡鞄」オフィシャルサイト https://www.toyooka-kaban.jp/


■豊岡杞柳細工

豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)は国の伝統的工芸品である柳のかご細工で、歴史は西暦24年までさかのぼるといわれ、現在も当時の但馬国産柳箱が奈良正倉院に保存されています。
原料となる杞柳(コリヤナギ)はやわらかさと適度な硬さを兼ね備えており、しなやかな風合い、柔らかさと粘りを活かしながら、手で一つ一つ編み上げます。
行李やおしゃれな手提かごが組み合わせにより様々な作品に仕上がり、現在はファッション的要素をもった柳バッグとして、皇室にもご愛用いただくなど注目を集めています。

・兵庫県杞柳製品協同組合(玄武洞ミュージアム内)
 豊岡杞柳細工 | 玄武洞ミュージアム (genbudo-museum.jp)


■じばさんSHOP